魔法陣会計クラウドで記帳したデータは、《魔法陣》の税務ソフトに連動させて申告書づくりに使えます。どのソフトに何が連動し、何が連動しないのかを一覧にしました。
結論
連動できるのは《魔法陣》消費税・所得税・内訳書・概況書・電子申告(財務諸表)の4つです。
どれも「会計クラウドから連動ファイルをダウンロード」→「税務ソフトで読み込む」の流れで、読み込むと連動対象の項目は上書きされます。

連動の基本の流れ
- 会計クラウドで仕訳を確定させる
- [魔法陣税務連動]のメニューから、連動ファイルをダウンロードする
- 《魔法陣》の税務ソフトで、連動ファイルを読み込む
連動するソフトによっては、会計クラウド側で先に設定が必要です(電子申告の科目の関連付けなど)。
ソフトごとの連動の中身
| 連動先 | 連動するもの | 主な注意 |
|---|---|---|
| 《魔法陣》消費税 | 課税売上高、課税仕入の内訳、付表など | 中間申告・中間納付税額などは連動しない |
| 《魔法陣》所得税 | 青色決算書(一般用・農業所得用・不動産用) | 白色申告、修正・準確定申告では読み込めない |
| 《魔法陣》内訳書・概況書 | 内訳書8種類、法人事業概況説明書の主要科目・月別の売上高等 | 会社事業概況書には対応していない |
| 《魔法陣》電子申告 | 貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書、株主資本等変動計算書、個別注記表 | 電子申告科目の関連付けと、電子申告用の個別注記表の入力が必要 |
所得税は個人データ、内訳書・概況書と電子申告(財務諸表)は法人データの機能です。
消費税
連動する項目・しない項目と、読み込む前の注意は別の記事にまとめました。令和8年11月2日時点で、控除割合70%の経過措置の集計は連動に未対応と表示されています。
所得税
連動するのは青色決算書です。一般用は損益計算書、月別売上(収入)金額及び仕入金額、貸借対照表、製造原価の計算、農業所得用と不動産用は損益計算書と貸借対照表が対象です。
所得税側で開いているデータが白色申告のとき、申告区分が修正・準確定・準確定修正のとき、帳票メニューに青色決算書を追加していないときは、読み込みのボタンが使えません。
内訳書・概況書
仕訳から期末の残高を集計して、預貯金・売掛金・仮払金・貸付金・買掛金・仮受金・源泉所得税預り金・借入金の内訳書の明細を作れます。法人事業概況説明書の「主要科目」と「月別の売上高等の状況」も作れます。
前年に《魔法陣》内訳書・概況書で作った明細がある場合は、内訳書側から明細行をテキストファイルで書き出して会計クラウドに取り込むと、前年の明細を引き継いで編集できます。
電子申告(財務諸表)
法人税の申告で財務諸表を電子申告するときのデータを作れます。手順は次のとおりです。
- 決算書の科目ごとに、電子申告で使う科目(電子申告科目)を関連付ける
- 株主資本等変動計算書の変動事由に、電子申告用の変動事由を関連付ける
- 電子申告用の個別注記表を入力する(決算報告書とは別に必要)
- 連動ファイル(財務諸表データ)をダウンロードして、《魔法陣》電子申告で読み込む
連動ファイルは《魔法陣》電子申告専用で、e-Taxソフトには読み込めません。
ぴったりの電子申告科目が見つからないときは、科目を選ぶ画面で「拡張勘定科目を表示する」にチェックを入れると、選べる科目が増えます。それでもない場合、電子申告科目は国税庁の「税務用財務諸表タクソノミー」に基づくので追加できません。近い科目を選ぶか、書面やe-TaxのCSV形式で提出します。
法人税の別表は連動の一覧にない
公式Q&Aや機能紹介に載っている連動先は上の4つで、《魔法陣》法人税・地方税は含まれていません(令和8年11月時点)。別表四などに入れる決算書の数字は、法人税側で入力します。
読み込む前の共通の注意
- 読み込むと、税務ソフト側で連動対象の項目に入れていた値はすべて上書きされます。手入力の補足は、読み込みの後にします
- 会計クラウドで仕訳を直したら、連動ファイルをダウンロードし直して読み込み直します
- 税務ソフトのバージョンが古いと読み込めないことがあります。各Q&Aの「連動対象となる税務シリーズ」を確認します
まとめ
- 連動先は消費税・所得税・内訳書・概況書・電子申告(財務諸表)の4つ
- 流れはどれも、連動ファイルのダウンロードと読み込み
- 読み込むと連動対象の項目は上書きされる
- 法人税の別表は連動の一覧にない